薬を飲むのはいけない事なのか
よく、自分と同じ鬱≠いや自分と同じ人生を送っている人間はいない!みなそれぞれ別の問題で苦しみ、苦労して生きようとしている!!
自分と似たように心を病んだ人間たちが、最後のあがきの様にツイッターやブログに自分の思いを綴ったり、今は安定しているけど過去のとても辛く悲惨な出来事について語ったり、多くの社会から外れた人間たちのブログをみることがちょくちょくある。
そこでふと思ったことがある。
薬を飲むという事は悪い事なのか?
よくあるパターンで、「自分は酷いときは仕方なく薬を飲んでたが、落ち着いてからは減薬し、健常者だった時代に戻ってきた」と言うのが多い気がする。
また、同じ社会不適合っぽい人でも、「薬を飲んでない人間は、薬を飲んでる人間と比べてまだまともだ」という意見もある。
それについて自分はこう思う。
薬なんて飲まない方がまともに決まってるだろうが!
(ちなみに私は強い薬をドクターマリオ間隔でガブガブ毎日飲んでます)
そもそも、薬をなぜ飲むのか?それは素面でいると死にたくなったり暴れたくなったり眠れなくてイライラしたり、仕事どころかまともな日常生活が送れないからだ。
薬を飲むとデメリットもある。頭が重くなったり、眠気が出たり、いろんな副作用がある。でも、それでも、日常生活が送れなくなるよりは数段マシだ。鬱が酷くて布団から出られないよりは絶対にいい。そうやってリスクとリターンを図って理不尽で不公平な人生を何とか生きようとしているのだ。薬に悪影響があるのはわかってる。メリットがそれよりも上だから使ってる、ただそれだけのことだ。
一方で、薬を飲まなくてもやってける人とは?
こういう人たちは、つまり薬を飲まなくても鬱になったり、動けなくなったり、外に出たくなくなったりしない。つまり病気が浅いという事だろう。または理解ある友達がいるおかげで薬を飲まなくても幸せな感情を持つことが出来る。
まぁつまり精神病の絶望レベルが浅いのだ。身体障碍者で例えれば、指一本無い人と片腕全部ない人くらい差がある。
悲しいかな精神的な障害は見た目ではわからない。
だから低レベルの薬無くても行けるようなうつ病患者が他の患者に、薬を辞めようとか勝手に自分と相手の病気レベルが同じだと勘違いして見当違いなアドバイスをする。
で、何が言いたかったんだっけ?
ゴホンつまり、同じ鬱だったり統合失調症だったりしても、レベルの差があるという事だ。自分が出来たから向こうも平気とか、軽い気持ちのアドバイスは辞めた方がいいんじゃないかと思うかな。結局は自分と他人は別の存在なのだから。